私も高校時代に友人から教えてもらった腕立て伏せでバストアップにチャレンジした記憶があります。
でもやり方が間違っていたんでしょうか…?
毎晩お風呂上りに30分くらいかけて取り組んだのですが、結果、二の腕がムキムキになり、肝心のバストは小さいままという散々な結果に終わりました。(苦笑)
今回はバストアップにつながる正しい腕立て伏せの方法について、お伝えしますね。
バストアップに腕立て伏せ 効果はあるの?
バストアップには腕立て伏せが効果的と言われますが、その理由はどこにあるのでしょうか?
ポイントになるのは『大胸筋』です。
大胸筋はバストの土台となる筋肉で、その90%が脂肪でできているバストを支えています。
産後にバストが下垂してしまうのは、授乳やおむつ替えなどで前かがみの姿勢が続くことで、上半身の血行が悪くなりバストまで必要な栄養素が行き渡らないことや、『クーパー靭帯(※)』が損傷してしまうことなども原因ですが、一番の原因は運動不足による【大胸筋の衰え】にあります。
クーパー靭帯とは?
バストを上向きにして、ハリのある状態を保ってくれているのは、バストの皮膚などと大胸筋を繋ぐクーパー靭帯と、バストの土台となる筋肉である大胸筋です。
上述の通り、クーパー靭帯は一度損傷すると修復は不可能ですし、靭帯そのものを鍛えることもできません。
このクーパー靭帯は、妊娠や授乳でサイズアップしたバストの重みに耐えられず、伸びたり切れたりしてしまうことがあるので、産後バストの下垂に悩むママが多いわけです。
クーパー靭帯そのものを鍛えることはできないわけですから、残る大胸筋を鍛えるしかバストアップの方法はありません。
大胸筋を鍛えると、バストの下垂を防ぐだけでなく、大胸筋そのものの、筋肉量を増加させることでバスト自体が大きく見える効果があります。
バスト全体を支えている大胸筋をしっかり鍛えて、産後だけでなく、今後の加齢による下垂にも備えたいものですね。
バストアップに腕立て伏せ 効果的な方法は?
大胸筋を鍛える方法としては、ボディビルダーの方が行うような、重たいバーベルでのトレーニングなどを思い浮かべるかもしれませんが、産後間もないママにはちょっとハードすぎますよね。
そこで一番お手軽なのが、腕立て伏せによる大胸筋のトレーニングです。
でも学生時代に部活などの準備運動で行っていた普通の腕立て伏せ(完全にうつぶせになって行うもの)って、意外と難しくありませんか?
かく言う私も今までできたためしがありません。(苦笑)
そこで、運動が苦手な方でも簡単にできて、しかもバストアップ効果の高い腕立て伏せの方法をご紹介します!
簡単腕立て伏せ~プッシュアップ~
①四つん這いになります。
②両手の位置は肩幅よりも【握りこぶし2個分】広めの位置に置きます。
③鼻から息を吐きながら、ヒジをゆっくり曲げていきます。
④あごが床に着きそうで着かないギリギリのところで1~2秒ストップ。
⑤鼻から息を吸いながら、ヒジをゆっくり伸ばしていきます。
⑥ヒジが伸びきらないところで、もう一度ヒジを曲げていきます。
⑦②~⑥を15回繰り返します。
※15回1セットを1日に2セットが目安です。
腕立て伏せで胸が小さくなることってあるの?
高校時代に間違った腕立て伏せで胸が小さく硬くなってしまった私ですが、腕立て伏せでバストがサイズダウンしてしまう理由には次の2つがあります。
ハードすぎるトレーニング
まず1つめはトレーニングのやりすぎです。
上述の通り、腕立て伏せは1日に2セット(1セット=15回)を目安に行いましょう。
とにかく早く垂れた胸を何とかしたい!と思い過剰にトレーニングしてしまうと、大胸筋が鍛えられ過ぎて硬くなり、さらにバストの脂肪が燃焼することでサイズダウンしてしまう可能性が…。
何事もほどほどに、ですね。
両手の位置に注意
次は腕立て伏せを行う際に四つん這いになったときの両手の位置です。
普通の腕立て伏せは両腕を肩幅くらいにして行いますが、バストアップのための腕立て伏せの場合は、肩幅より広めにとって行うことが大切です。
この位置に両手を置くことで、大胸筋を直接鍛えることが可能になります。
おそらく高校生の私は、両手のポジションを誤ったことで、大胸筋ではなく、腕の筋肉を鍛えてしまったのでしょう。(苦笑)
まとめ
今回ご紹介した腕立て伏せは、ヒザを曲げて床につけて行うため、普通の腕立て伏せより簡単にできます。
でも、ヒジを曲げるスピードや両手の位置を間違ってしまうと、バストアップ効果が出ないどころか、腕やヒジなどを痛めてしまう危険性もあるんです。